田舎暮らしには多くの魅力がありますが、自分のしたいことをとことん楽しめる点は大きいと言えるでしょう。自然が近いのでキャンプを楽しんだり、自家栽培で野菜を育て、自給自足の生活を始めたりと、都会ではできないことが待っています。そのため、緑が多く季節を感じられる環境や、密接な人間関係を求めて田舎へ移り住む人は少なくありません。しかし、田舎では近隣住民との人間関係が重要になってくるので、町内会で行う清掃活動や雑草の除去には進んで参加し、交流の場を作るようにしなければなりません。そうすることで、困った時助け合える人間関係が築けるようになります。
それから田舎は、住居も融通がききやすいといわれています。過疎化の影響で空家が余っている場合は、広い家が格安で借りられますし、老朽化が進んだ古民家であれば、賃貸でもリフォームが可能です。しかも、一軒一軒の間隔が都会よりも広くとられているので、防音用の改築を行えば音楽などの趣味を気兼ねなく行えるのは、田舎暮らしの特権と言えるでしょう。さらに、一軒屋の賃貸物件であれば庭があることも多く、家庭菜園やペットの飼育もできます。
このように、都会に比べるとのんびりとした穏やかな暮らしができますが、それと引き換えに不便を感じたり、田舎に住むことで出来なくなることも多くあります。したがって、それを踏まえたうえで、自然の多い生活に魅力を感じる人でなければ田舎暮らしは難しいかもしれません。